◆ 元の意味(古代)
水の湧き出る所、みなもと。
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KANJI ETYMOLOGY
gen
画数
13画
成り立ち
形声
部首
氵(さんずい)
分類
常用漢字
山の崖から湧き出る泉の象。物事の根本・始まりを表し、家系の祖を示す名乗り字。
ORIGIN
「源」は形声兼会意文字である。『説文解字』水部には「源」の正篆はなく、本来は「原」がその役を担っていた。『説文』に「原、水泉本也。从灥出厂下」とあり、厂(がけ)の下から灥(三つの泉)が湧き出る象形で、水の出所すなわち「みなもと」を意味するとされる。後代、原が「もとの・はら(平原)」の派生義に用いられるようになり、本来の「水源」の意を明示するため「氵」を加えた「源」が分化字として成立した。音符は「原(ゲン)」、意符は「氵」であり、合わせて「水の発する根源」を示す。白川静『字統』では、原を「崖下に泉が湧出する聖地」と説き、古代中国では水源は神聖視され祭祀の場であったとする。藤堂明保『漢字源』も、源は「水が地中から円く湧き出る」初発の点を意味し、転じて「物事の起源・根本」を指すに至ったと述べる。儒家の経典『孟子』に「源泉混混、不舎昼夜(源泉は混々として昼夜を舎かず)」とあるように、絶え間なく湧き続ける生命力の象徴として尊ばれた。日本では清和源氏・村上源氏など名門の姓に冠せられ、家系の祖・血統の根本を示す格調高い字となった。名乗りでは「げん」「もと」「みなもと」と読み、揺るぎない出自と尽きせぬ生命力を願う字として男子名に好まれる。
構成要素
氵(水)+原(崖下から湧く泉)
STROKE ORDER
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MEANINGS
水の湧き出る所、みなもと。
源泉、起源、根本、源流。物事の発する第一の点。
★尽きることのない生命力と確かな出自、家運の始祖たる風格を象徴する。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。