◆ 元の意味(古代)
火が猛々しく燃え盛る、激しい。
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KANJI ETYMOLOGY
retsu
画数
10画
成り立ち
形声
部首
れんが
分類
常用漢字
烈火のごとく激しく、清廉にして揺るがぬ志を表す字。
ORIGIN
「烈」は火を意符、「列」を声符とする形声文字であり、その本義は燃え盛る激しい火を指す。許慎の『説文解字』には「烈、火猛也。从火、列聲」とあり、火が猛々しく燃え立つさまをいうと明記されている。すなわち、ただの火ではなく、勢いよく炎を上げて燃焼する状態を「烈」と表現するのである。白川静の『字統』では、声符である「列」が「裂」と通じ、ものを裂くような鋭く烈しい働きを内包する字源であると指摘し、「烈」もまた火が物を焼き尽くし裂くがごとく激しく作用する義を持つと論じる。さらに白川は、古代の祭祀において清められた火、すなわち聖火の激しさを表す語としても用いられたと述べ、単なる物理的な激しさを超えて精神的な峻厳さや清廉さを象徴する字へと意味が深化したことを示唆している。藤堂明保の『漢字源』では、「列」音に「鋭く切り裂く」「強く際立つ」という核義を見出し、「烈」はその性質を火に重ねた語で、転じて「はげしい」「いさましい」「功業が顕著である」といった意に用いられ、「烈士」「壮烈」「熱烈」など、強い意志や行動を表す熟語を多く生んだと解説する。命名では、信念を貫く強さと情熱を願う字として親しまれる。
構成要素
列(声符)+火(れんが)
STROKE ORDER
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MEANINGS
火が猛々しく燃え盛る、激しい。
はげしい、いさましい、功績がいちじるしい。
★情熱と信念を燃やし、揺るがぬ志で道を切り拓く人を願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。