◆ 元の意味(古代)
火気で水分を奪い乾かす。
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KANJI ETYMOLOGY
sou
画数
17画
成り立ち
形声
部首
ひへん
分類
常用漢字
火気で水分を奪い、からりと乾かす字。
ORIGIN
『説文解字』巻十・火部に「燥、乾也。从火、喿聲」とあり、火によって水分を蒸発させ乾かすことを本義とする。声符「喿(そう)」は、木の上で多くの鳥が騒がしく鳴く形で、白川静『字統』はこれを「賑やかに散り騒ぐ」象とし、火を加えた燥は「水気が散り、からからになる」状態を表すと解説する。すなわち燥には、湿気が抜けて散逸する動的なイメージが内包されている。藤堂明保『漢字源』は、語源核を「TSOG/さらさらと水気がない」に置き、「噪(さわぐ)」「躁(さわがしい)」と同系で、まとまりなく散らばる様態を共通核とする。これに火を加えると、湿気が散り去って物が乾燥する意となる。『周易』乾卦の「水流湿、火就燥」(水は湿に流れ、火は燥に就く)は、同類相求の理を説く有名な句である。日本では「乾燥」「高燥」「燥湿」のほか、心理的な「焦燥」「躁燥」のように、落ち着かず急く心の状態にも転用される。人名としては乾いた印象が強く、好まれない。
構成要素
火+喿
STROKE ORDER
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MEANINGS
火気で水分を奪い乾かす。
かわく、かわかす、いらだつ。
★命名には不適。乾きすぎ・焦燥の連想がある。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。