◆ 元の意味(古代)
中央に円孔のある扁平な祭礼用玉器
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KANJI ETYMOLOGY
heki
画数
18画
成り立ち
形声
部首
玉(たま)
分類
人名用漢字
中央に円孔をもつ祭礼の至宝、完璧という語の核に座す玉。
ORIGIN
「璧」は玉を意符、「辟」を音符とする形声字である。『説文解字』玉部に「璧、瑞玉、圜也」とあり、円形で中央に孔を穿った扁平な玉器を指す。古来、璧は天を祀る礼器として琮(地の方器)と対を成し、『周礼』春官大宗伯に「以蒼璧禮天」とあるように、皇帝の祭天儀礼に欠かせぬ最高位の玉であった。藤堂明保『漢字源』は音符「辟」に「平らに開く」イメージを見、璧の扁平円盤形と整合させる。白川静『字統』は璧を礼器・贈答・盟誓の信物として読み解き、『史記』廉頗藺相如列伝の「完璧帰趙」の故事に至る文化史的厚みを示す。諸橋轍次『大漢和辞典』は和氏の璧をはじめ歴代の名璧伝承を網羅する。落合淳思によれば、考古学的にも新石器時代良渚文化から璧形玉器が出土しており、字義は実物に裏打ちされている。完璧・双璧という熟語は、欠けるところなき美と価値の象徴として今に生きる。
構成要素
辟(音符・平らに開く)+玉(意符・玉器)
STROKE ORDER
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MEANINGS
中央に円孔のある扁平な祭礼用玉器
完全で美しい玉。比喩的に欠けなく優れたもの。
玉のごとく完き品性と気高さを宿す人へ。誠実と気品、揺るぎない価値ある人生を願う名。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。