◆ 元の意味(古代)
三玉を貫いた形。最も美しい石、神聖な礼器。
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KANJI ETYMOLOGY
gyoku
画数
5画
成り立ち
象形
部首
たま
分類
常用漢字
三つの玉を貫く形。美・徳・気高さの象徴で女児名に華を添える。
ORIGIN
「玉」は『説文解字』玉部に「石之美者。有五德。…象三玉之連。其貫也」とあり、石の中で最も美しいもの、すなわち翡翠・碧玉・瑪瑙の類を指し、字形は三枚の玉を一本の紐で貫いた形の象形と説かれる。許慎は玉に「仁・義・智・勇・絜」の五徳を備えるとし、君子が身に佩びる礼器・祭器の中心と位置づけた。白川静『字統』は、玉が殷周の祭祀において天地・祖霊と交感する神聖な媒体(圭・璧・琮)であり、王権そのものを象徴する貴重な礼器であったと説く。「王」字との字形上の近さは偶然ではなく、王の権威が玉の神聖性に裏打ちされていたことを示すと指摘する。藤堂明保『漢字源』は「玉」の音「ギョク」が「丸くつるりとしたもの」の音感を伴い、宝珠・球体・滴・卵などの語に通底する原義を保つことを示す。日本でも「玉のような子」「玉手箱」「珠玉」など、清らかで尊いものの代表として古来愛用され、女児名・男児名ともに格を与える。
構成要素
三玉を一貫する象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
三玉を貫いた形。最も美しい石、神聖な礼器。
たま。宝石。美しいもの。尊いもの。
★宝玉のように美しく、五徳を備えた気高い人に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。