◆ 元の意味(古代)
土地のさかい、境界、領域。
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KANJI ETYMOLOGY
kai
画数
9画
成り立ち
形声
部首
た
分類
常用漢字
領域を区切るさかい。世界・境界を示すスケールの大きな字。
ORIGIN
「界」は『説文解字』に「境也。从田介聲」とあり、境界、すなわち土地のさかいめを意味し、田に従い介の声をもつ形声字とされる。許慎は「田」を意符として土地の区分を示し、「介」を音符として「カイ」の音を表す字と解した。藤堂明保『漢字源』はこの解に基づきつつ、「介」が「人と人の間に挟まる」象形であることから、音符兼意符として「両者の間を画する」意を含み、田と田の間に介する仕切り線、転じて領域・範囲を示す字となったとする。白川静『字統』では、「介」は鎧をまとう人の象形であり、両側を防護する意から「間」「あいだ」の意が派生したと解する。これに田を加えた「界」は、田畑を防護的に区切る境を表し、ひいては国境・領域・範囲・分野を意味するに至った。仏典・哲学書では「世界」「三界」「法界」など、宇宙論的な広大な領域を示す重要語として用いられ、漢訳仏典を通じて日本に深く浸透した。日常では「業界」「学界」「視界」「限界」など、活動範囲・認識領域を示す語に頻用される。命名ではスケールの大きさ、広い視野、世界に通用する人物を願う字として近年人気が高まっている。
構成要素
田 + 介
STROKE ORDER
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MEANINGS
土地のさかい、境界、領域。
さかい。世界。範囲。分野。
★広い視野で世界に羽ばたく、スケール感のある人物。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。