◆ 元の意味(古代)
「著」の俗字。身に付ける、到達する。
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KANJI ETYMOLOGY
chaku
画数
12画
成り立ち
形声
部首
め
分類
常用漢字
目的に到達し、しっかりと身に付けることを表す字。
ORIGIN
「着」は本来「著」の俗字・略字として成立した字である。『説文解字』には「着」字は立項されず、巻一に「著は明らかなり。艸に从ひ、者声」とあるのが「着」の原字「著」の説解である。許慎は「著」を草に関連する形声字と分析し、「明らかに表れる」意を本義とする。後漢以降、「著」の異体字として目偏を含む「着」が現れ、「身に付ける」「到達する」「定着する」など具体的な動作を表す用法が「着」に分化していった。白川静『字統』(1984)は、「着」を「著」の俗体としつつ、現代の用法では「著」が「いちじるしい」「あらわす」「あらわれる」の抽象的意義を担い、「着」が「きる」「つく」の具体的動作を担うという機能分化が成立していると指摘する。白川によれば、この分化は唐宋以降に明確化したという。藤堂明保『漢字源』(1988)は、「着」を「ぴたりとくっつける、しっかり身に付ける」の意と解し、「者」の音に「一カ所に集まる、密着する」という共通義があり、「貯(たくわえる)」「箸(はし)」と同系であると述べる。日本では常用漢字として「着く」「着る」「着実」など、確実な到達と身に付けの意で広く用いられる。
構成要素
羊+目(「著」の俗体)
STROKE ORDER
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MEANINGS
「著」の俗字。身に付ける、到達する。
つく、きる、到着する、定着する。
★地に足のついた着実さ、目標達成の堅実さを願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。