◆ 元の意味(古代)
瞼を素早く開閉する、まばたく。
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KANJI ETYMOLOGY
shun
画数
18画
成り立ち
形声
部首
め
分類
常用漢字
瞼の素早い動き、刹那の輝きを表す字。
ORIGIN
「瞬」は『説文解字』巻四に「瞚」の異体として「目を開閉して数搖ぐなり」とあり、目偏に「舜」を音符とする形声字と解される。「舜」はもともと蔓草が次々と花を咲かせ枯れることを表す字で、急速に変化するさまを音的に担う。白川静『字統』(1984)は、「舜」をハイビスカスのような朝に咲き夕に萎む花の象形とし、「瞬」を瞼の開閉が花の開閉のように素早く繰り返される様子を表す字と論じる。白川はまた、「瞬間」「一瞬」など時間の最小単位を表す語として、「瞬」が刹那性・無常性の哲学的概念と結びついて発展したことを指摘する。仏教では「一瞬」を時間の極小単位として用い、「諸行無常」の思想と密接に関わる。藤堂明保『漢字源』(1988)は、「瞬」を「まばたきして目を開閉するごく短い時間」と定義し、「舜」の音に「次々と動く、すばやく入れ替わる」という共通義があり、「順」と同系の語であるとする。日本では常用漢字として「瞬間」「一瞬」「瞬時」など、時間の極小性と動きの速さを表す語に用いられる。命名では機敏さや輝きの瞬発力、変化への適応力を願う字として、特に男性名に好まれる傾向にある。
構成要素
目(意符)+舜(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
瞼を素早く開閉する、まばたく。
またたく、瞬間、ごく短い時間。
★瞬時の輝きと機敏さ、刹那を捉える鋭さを願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。