◆ 元の意味(古代)
神に告げて長く福を求める
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KANJI ETYMOLOGY
tou
画数
19画
成り立ち
形声
部首
しめすへん
分類
人名用漢字
「祷」の旧字。神に永久の願いを捧げる祈りの極み。
ORIGIN
「禱」は『説文解字』示部に「告事求福也。从示壽聲」とあり、「事を告げて福を求むるなり」と説かれる、神に祈り福を乞う行為を本義とする形声字である。許慎は「示」を意符、「壽(ジュ・とし)」を音符と分析する。白川静『字統』においては、「壽」がもと長い溝や流れに沿って祈り続ける形象を含むとし、「禱」は神前で時を尽くして長く祈り続けることを意味すると論じる。すなわち「禱」とは一瞬の願いではなく、長く深く心を尽くして神意を呼び出そうとする祈祷を表す。藤堂明保『漢字源』は「壽」に「長い」「久しい」の音義を認め、神に長く祈り、永久の福を乞う行為を「禱」と呼ぶとし、単なる「祈」よりも切実で持続的な祈りの意を強く帯びると説く。古典では「祈禱」「禱告」「黙禱」など、深い宗教的祈念を表す語に用いられた。日本では神道・仏教・キリスト教を問わず祈りの行為を表す格式高い字として尊ばれ、新字体「祷」とともに人名用漢字に採録されている。命名においては誠実な祈念、家族や他者の幸せを祈る慈愛の心を象徴する字とされる。
構成要素
示(神)+壽(長い)
STROKE ORDER
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MEANINGS
神に告げて長く福を求める
祈る。祈祷。
★深く長く祈る心。慈愛と敬虔さを象徴する祈りの字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。