◆ 元の意味(古代)
稲の穂が抜きん出て実る
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KANJI ETYMOLOGY
shuu
画数
7画
成り立ち
会意
部首
のぎ
分類
常用漢字
稲の穂が美しく抜きん出る姿。才能と俊秀の佳字。
ORIGIN
「秀」は『説文解字』禾部に「上諱」とあり、後漢光武帝劉秀の諱(いみな)であるため許慎が直接の説解を避けた字である。後の字書では「禾」と「乃」から成り、「禾」が穀物・稲、「乃」が伸びやかにしなる形と解されて、「稲の穂が他に抜きん出て美しく実る」さまを表す会意字と説明される。白川静『字統』は、「乃」をもとひも・しなる線の象形と見、稲の穂がしなやかに垂れて他に抜きんでる姿を「秀」と捉え、転じて優れた才能・卓越した人物を意味するに至ったと論じる。藤堂明保『漢字源』も同様に「禾+乃」を会意とし、「乃」に「しなやかにのびる」の意を認め、穀物の中でひときわ伸びて美しく実る穂、転じて「ひいでる」「すぐれる」の意を担う字として説明する。古典では「秀才」「秀逸」「秀麗」など卓越・俊秀を表す語に広く用いられ、人物の才能や容姿の優美さを称える代表的な美字とされた。日本においても古来名前に好まれ、豊臣秀吉をはじめ歴史上多くの英傑がこの字を名に冠し、また「秀夫」「秀子」「秀人」「秀和」など現代に至るまで命名に愛用される。気品と才知を兼ね備えた、極めて格調高い佳字である。
構成要素
禾(稲)+乃(しなやかに伸びる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
稲の穂が抜きん出て実る
ひいでる。優れる。美しい。
★才能と気品が抜きん出る、卓越した人物像を象徴する佳字。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。