◆ 元の意味(古代)
穴の奥まできわめる。
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KANJI ETYMOLOGY
kyuu / kiwameru
画数
7画
成り立ち
形声
部首
あなかんむり
分類
常用漢字
穴の奥まで深く極める、真理を追究する字。
ORIGIN
「究」は穴冠に「九」を加えた形声字で、穴が意符、九が音符を兼ねる。許慎『説文解字』穴部には「究は窮なり。穴に从ひ九声」と見え、穴の最奥まで究めつくす意を本義とする。白川静『字統』は、九を屈曲のきわまる数として尽きるところを示す字とし、究を「穴の奥のゆきどまりまで達する」意と解する。白川によれば、九は古代中国の数観念において至大かつ究極の数であり、究はその究極を穴の奥に求めて到達するさまを示す字であって、思索や探求の最終地点を表す象徴的語であるという。藤堂明保『漢字源』は九を「ぐっと曲がって行きづまる」と説き、究は「穴の奥にきわまるところまで進む」意、転じて「物事の本質を最後までつきつめる」意と述べる。古典では「研究」「考究」「究極」「探究」など、知を追い真理に到る学問の核語として頻用された。日本でも学問・芸道・修練を貫く精神を表し、現代では「究める」「研究」がそのまま尊い行為として位置づけられる。命名に用いれば、深い探求心、真理を求める誠実、最後までやり抜く力、極限の美と真を志す気概を表す字となる。
構成要素
穴+九
STROKE ORDER
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MEANINGS
穴の奥まできわめる。
きわめる、研究、究極、探究。
★ 真理を究め抜く、深く清らかな探求心の字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。