◆ 元の意味(古代)
二人が並び立ちて言葉を競わせる。
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KANJI ETYMOLOGY
kyou
画数
20画
成り立ち
会意
部首
たつ
分類
常用漢字
二人が並び立ち言を競わせる、競争・切磋琢磨を表す字。
ORIGIN
「競」は二人の人が並び立ち、それぞれの頭上に「言」を載せた形を会意した字である。『説文解字』巻三「誩部」に「競、彊語也。一曰、逐也。从誩、从二人」とあり、許慎は本義を「強く言い争う」と注し、また「逐う」の義もあるとした。「誩(ケイ)」は「言」を二つ並べた字で言争う意を示し、その下に「人」を二つ重ねて、人と人とが言葉を競わせる場面を象る。白川静『字統』は、二人の人がそれぞれ呪具としての辛(はり)を頭に載せ、神前で誓約しあう儀礼の形に由来すると説き、神判における競合の意を本義とする独自解を示す。藤堂明保『漢字源』は、「誩」が言葉を並列して比べる意であり、それに二人の像を加えて「並び立って力を比べ合う」を本義とすると述べ、現代語の競争・競走の意に直結する語源解釈を採る。意味は古来「言い争う」「強く競う」「追いかける」が中心で、『書経』『詩経』にも用例が見える。日本語においては「競争」「競技」「競演」「競売」など広く用いられ、勝負ごと・努力比較の場面で必須の字である。命名では画数が多く厳めしいため一字名は少ないが、「競」一字で「きそう」と訓み、向上心や挑戦心を象徴する字として男児名に稀に用いられる。
構成要素
誩+二人
STROKE ORDER
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MEANINGS
二人が並び立ちて言葉を競わせる。
きそう。せる。競争する。
★切磋琢磨・向上心を象徴。画数多く実用例は稀。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。