◆ 元の意味(古代)
二手で物を奪い合う
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KANJI ETYMOLOGY
sou
画数
6画
成り立ち
会意
部首
亅
分類
常用漢字
二つの手が一本の物を奪い合う姿。旧字「爭」を簡略化。
ORIGIN
旧字「爭」は『説文解字』に「爭、引也。从𠂇又」とあり、上下の二手(爪と又)が中央の物を引き合う形の会意字。甲骨文・金文では明確に二手が一本の棒や農具を上下から掴む姿を描き、白川静『字統』は「耒(すき)」を奪い合う耕地争いの場面、または祭具を奪う儀礼とする説を併記する。『漢字源』は「両手で引き合う」を原義とし、そこから「あらそう」「きそう」「いさめる(諫争)」へ展開すると整理。落合淳思は氏族間の資源争奪が文字に刻印された例として注目し、戦争の「争」と区別した「諍(いさかい)」「諫」など派生字との関係を論ずる。新字「争」は1949年当用漢字で字形が大幅に簡略化され、上の爪と中央の鉤画のみを残した形となった。『大漢和辞典』は名乗りに「まさ」を挙げ、競い合いつつも正道を貫く意を含む。
構成要素
爪(上の手) + 又(下の手) + 棒状の物
STROKE ORDER
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MEANINGS
二手で物を奪い合う
あらそう、きそう、いさめる、論争
★志高く競い合い切磋琢磨して道を究める子に
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。