◆ 元の意味(古代)
薄い竹札を綴じた記録帳。
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KANJI ETYMOLOGY
bo
画数
19画
成り立ち
形声
部首
たけ
分類
常用漢字
記録を綴じた帳簿を表す字。
ORIGIN
『説文解字』には簿の字は本来見えず、後出の字として竹部に「簿は籍なり。竹に従ひ薄聲」と注釈される系統がある。許慎の原文に直接は載らないものの、後漢以降の字書群で形声字として整理され、竹偏が素材を、薄が音を担う構造が確立した。白川静『字統』では、薄は艸(くさ)と溥(あまねく広がる)から成る形声字で「うすい」「迫る」意を持ち、これを竹に冠して、竹を薄く割って綴じ、文字を記録した帳冊を表すと解する。古代中国では官府の戸籍・財物・出納をすべて竹簡や木牘に記し、これを綴じ合わせた台帳を「簿」「簿冊」と称し、行政の根幹を成す文書として重視された。藤堂明保『漢字源』では、薄の音符が「うすく重ねる」意を含み、薄い札を重ねて綴じる帳簿の形態に通じると説く。漢代以降「主簿」(記録官)、「名簿」、「家簿」など官制・私文書を問わず広く用いられ、日本にも律令制と共に伝来し、戸籍・租税の記録に欠かせぬ字となった。現代でも「帳簿」「家計簿」「出席簿」など日常語に深く根を下ろす。命名にはほぼ用いられず、実務的色彩の強い字である。
構成要素
竹(素材)+薄(音符・うすく重ねる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
薄い竹札を綴じた記録帳。
帳簿、記録簿、ノート。
★命名にはほぼ用いられない。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。