◆ 元の意味(古代)
戸口・田畝を記す公的台帳。
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KANJI ETYMOLOGY
seki
画数
20画
成り立ち
形声
部首
たけ
分類
常用漢字
戸籍・書物を表す重厚な字。
ORIGIN
『説文解字』竹部に「籍は簿書なり。竹に従ひ耤聲」とあり、戸口・田畝・租税を記録した公的台帳を本義とする。許慎は形声字として竹偏が素材を、耤(セキ)が音を担うと分析した。白川静『字統』では、耤は耒(すき)と昔(重ねる、過去)から成る会意形声字で、もとは天子が春に親しく田を耕す「耤田」の儀礼を意味し、その耕地を記録した帳簿に由来して、転じて広く戸籍・帳冊一般を指すようになったと解する。古代中国では国家統治の根幹として戸籍の整備が重視され、「籍に上る」「籍を削る」など公民身分の編入・除外を表す語が生まれた。藤堂明保『漢字源』では、耤の音符が「重ねる」意を含み、薄い竹札を重ねて綴じた帳簿の形態に通じると説く。さらに書物一般を指す「典籍」「書籍」、出身地を示す「本籍」「原籍」、所属を示す「国籍」「学籍」など、人の社会的位置を確定する語として広範に展開した。日本でも律令制以来、戸籍・計帳が国家の基盤となり、現代に至るまで法制用語として継承されている。命名では「学識深く社会に位置を占める」象徴として稀に用いられる。
構成要素
竹(素材)+耤(音符・重ねる、耕地)
STROKE ORDER
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MEANINGS
戸口・田畝を記す公的台帳。
戸籍、書籍、所属、記録。
★学識深く社会に確固たる位置を築くことを願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。