◆ 元の意味(古代)
聖典・規範となる書物
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KANJI ETYMOLOGY
ten
画数
8画
成り立ち
会意
部首
八(はちがしら)
分類
常用漢字
両手で恭しく捧げ持つ、規範となる聖なる書。
ORIGIN
『説文解字』丌部に「典、五帝之書也。从冊在丌上、尊閣之也」とあり、五帝の聖典を案上に置き尊重する形と説く。会意文字で、上部「冊(さつ=竹簡を綴った書)」と下部「丌(き=机・台)」から成り、書物を机上に安置する姿を示す。『字統』(白川静)は甲骨文・金文の字形を分析し、両手(廾)で冊を奉ずる形が原形で、後に丌に変化したと述べ、神聖な祭祀文書を捧げ持つ所作に淵源を求める。藤堂明保『漢字源』はテンを「平らに整え置く」音義と解し、規範として広く参照される書物の意を導く。諸橋『大漢和辞典』は「典範」「典籍」「経典」「祭典」の用例を引き、規則・書物・儀礼の三方向に意味が展開していると整理する。落合淳思『甲骨文字小字典』は甲骨に既に冊を捧げる字形があり、「重要文書」を指したとする。日本では律令制で『令義解』など「典」を冠する官書が定められ、雅趣ある「のり・ふみ」の訓と共に親しまれた。
構成要素
冊(書物)+丌(机)
STROKE ORDER
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MEANINGS
聖典・規範となる書物
のり、規範、儀式、書物
正しい道を識り、品格ある規範となる人物に。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。