◆ 元の意味(古代)
鼎に刻まれた法令、規範
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KANJI ETYMOLOGY
soku
画数
9画
成り立ち
会意
部首
刂(りっとう)
分類
常用漢字
鼎に刻まれた、揺るがぬ法と秩序。
ORIGIN
『説文解字』刀部に「則、等畫物也。从刀从貝。貝、古之物貨也」とあり、物の等しい区分を刻む意とする。しかし金文・甲骨の字形では左部は「鼎(かなえ)」の象形であり、後世「貝」に簡略化された。会意文字で、本来は「鼎」と「刀」から成り、青銅の鼎に刀で銘文・法令を刻む姿を表す。『字統』(白川静)は西周金文の鼎銘に法令を鋳込む慣習を踏まえ、「則」を「鼎に刻された不変の法」と解し、規範・法則の根源義とする。藤堂明保『漢字源』はソクを「ぴたりと合わせる」音義と捉え、寸分違わぬ規格の意を導く。諸橋『大漢和辞典』は「法則」「規則」「準則」など熟語を多数引き、また接続詞「すなわち」の用法も古く、條件と帰結を直截に結ぶ働きを解説する。落合淳思も金文資料から、青銅器に刻む法的文書の存在を「則」の字源と整合的と論じる。
構成要素
鼎→貝(かなえ)+刂(刀で刻む)
STROKE ORDER
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MEANINGS
鼎に刻まれた法令、規範
のっとる、規則、法則、すなわち
確かな道理にのっとって、まっすぐに生きる人に。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。