◆ 元の意味(古代)
穂から離した穀粒、特に米。
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KANJI ETYMOLOGY
bei
画数
6画
成り立ち
象形
部首
こめ
分類
常用漢字
穂から離れた米粒を象る食の根源字。
ORIGIN
『説文解字』米部に「米は粟實なり。禾實の形に象る」とあり、穀物の実、特に脱穀後の米粒を象った象形字とする。許慎は十字に連なる六点を、穂軸の両側に並ぶ穀粒の形と解した。白川静『字統』では、甲骨文・金文の字形は穂についた粒を点々と並べ示した形であり、横一は穂軸、四点ないし六点は実った粒を表す純然たる象形であると説く。古代中国における米は粟(あわ)を含む穀物全般の代表であり、特に黄河流域では粟、長江流域では稲が主食として栽培され、両者を総称して「米」と呼んだ。藤堂明保『漢字源』では、字形を「穂の軸を中心に粒が四方に散る形」と捉え、後に稲穀を脱穀して得られる白米を専ら指すようになったとする。漢字文化圏において米は単なる食糧ではなく、祭祀の供物・租税の基準・財富の象徴として国家経済の根幹を成し、「米塩の資」「米寿」など人の生活全般に関わる語を多数生んだ。日本では稲作文化と結びつき、「よね」の訓も古く、女性名「米子(よねこ)」「久米(くめ)」などに用いられ、豊かさ・実り・長寿の象徴として親しまれてきた。米寿(八十八歳)は米の字を分解した祝祭語として有名である。
構成要素
穂軸と粒を象る象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
穂から離した穀粒、特に米。
こめ、米国、メートル。
★豊かな実り、長寿、堅実な暮らしを願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。