◆ 元の意味(古代)
搗いて選り分けた純白の米。
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
14画
成り立ち
形声
部首
こめ
分類
常用漢字
米を搗いて純白に磨く、澄明にして力満ちる精髄の字。
ORIGIN
精は「米」を意符、「青」を声符とする形声文字である。許慎『説文解字』巻七上の米部に「精、擇也。从米青聲」と記され、米を選び搗いて糠を取り除き、純白に磨き上げることを本義とする。青には「澄み透る」「鮮やかに清い」意があり、よく搗かれた米の白く透き通る輝きを示す。白川静『字統』は、青を「丹青」の青と関連づけ、清浄なるものを意味する声符であると述べ、精は「清められた米の白さ」から「物事の清らかな核心」へ展開したと説く。藤堂明保『漢字源』は「セイ」の音を「清・晴・静」と同系の語族とし、「澄んで純粋なもの」を共通の核に持つとする。米を精白する行為から、「くわしく整える」「念を入れる」「精緻にする」意が派生し、さらに人や物の「精髄」「精気」「精神」「精霊」など、生命の核となる純粋なエネルギーを指すようになった。「精米」「精進」「精華」「精鋭」などの語は、いずれもこの字の透徹した純正さを根幹に据える。精は、純白の米粒のごとく曇りなく研ぎ澄まされた魂の輝きを象徴し、命名においても聡明・誠実・精勤を願う極めて格調高い字である。
構成要素
米+青
STROKE ORDER
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MEANINGS
搗いて選り分けた純白の米。
くわしい。詳密。純粋。精髄。精神。精気。
★澄み切った魂と緻密なる才。聡明と誠実の極致を祈る字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。