◆ 元の意味(古代)
多くの糸を束ねるおおもと。
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KANJI ETYMOLOGY
tō
画数
12画
成り立ち
形声
部首
いとへん
分類
常用漢字
糸の本筋をまとめる――束ね治める統率の字。
ORIGIN
「統」は糸偏に「充」を音符として加えた形声文字である。『説文解字』糸部に「統は紀なり。糸に従ひ充声」とあり、紀(糸の元締め・大綱)を意味すると明言する。多くの糸の束ねの先頭、すなわちすべての糸を一つにまとめあげる「もとじめ」がその本義である。白川静『字統』によれば、「充」は人が満ち足りた姿を象り、満ちて隅々にまで及ぶ意を含む音符として用いられるという。糸を一本の中心に集めてことごとく統べる、すなわち分散したものを統一・統合・統括することが「統」の核心であり、ここから血統・系統・正統といった、本流から分かれて受け継がれる「すじ」の意味が広がった。藤堂明保『漢字源』は「充」音符を「ぎっしり詰まる」「中心にまとまる」イメージで捉え、統を「ばらばらの糸を中心に集めて束ねる」と注し、統治・統率・伝統など、政治・組織・歴史において中枢を成す概念へ発展したと述べる。古代王朝においては王統・帝統など、王権の正当な継承を示す重要語であり、近代以降は国家統治の根幹語として用いられている。
構成要素
糸+充(音符・満ち中心にまとまる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
多くの糸を束ねるおおもと。
すべる。まとめる。すじ。系統。
★中心となって人々を束ね導く、統率と継承の力。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。