◆ 元の意味(古代)
魚を捕る竹網。後に法網に掛かる過ち。
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KANJI ETYMOLOGY
zai
画数
13画
成り立ち
会意
部首
あみがしら
分類
常用漢字
网(あみ)と非とを合わせ、法網にかかる過ちを示す。
ORIGIN
『説文解字』巻四下に「罪は竹網にて魚を捕うるなり。网に从い非に从う。秦は皇の字に似たるを以て、之を罪に改む」とあり、本来は竹で編んだ魚を捕る網(罟)を意味し、これを「辠(つみ)」字に代えて用いるようになったのは秦の始皇帝の時、皇の字に似ていることを忌んで改めたためであると伝える。白川静『字統』は、辠が自(鼻)と辛(刑具)とからなり、鼻に刑罰を加えることを示す本字であり、罪はもと網の一種を表す字に過ぎなかったが、辠と通用させて法網に掛かる罪過の意となったと説く。法の網、すなわち「法網」のイメージが定着したことで、現在の「つみ」の意が生じた。藤堂明保『漢字源』は、罪を网(あみ)と非(あらず・そむく)との会意とし、社会の規範に背いた者を網ですくい上げて捕える意であるとする。法律的・道徳的な逸脱を網に喩える発想は古代中国の刑罰観をよく示しており、法網・天網などの語にも通じる。命名には不適とされ、悔悟・贖罪を主題とする文学・思想用語として使われる。
構成要素
网(あみ)+非(そむく)
STROKE ORDER
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MEANINGS
魚を捕る竹網。後に法網に掛かる過ち。
つみ、過ち、法律や道徳に背くこと。
★命名忌避字。罪・咎の意があり、人名には絶対に用いない。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。