◆ 元の意味(古代)
罪を犯した者を言葉や刑具で責めること、軽い処罰。
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KANJI ETYMOLOGY
batsu
画数
14画
成り立ち
会意
部首
あみがしら
分類
常用漢字
网・言・刂を合わせ、法網にかけ責めて刃を加える刑。
ORIGIN
『説文解字』巻四下に「罰は罪の小なるものなり。刀に从い詈に从う。未だ刀を以て罪に加ふるに至らざる者は、ただ詈罵するのみ」とあり、本来は刀(刂)と詈(ののしる)とを合わせ、まだ実際に刑具を用いるほどではない、言葉で叱責する程度の軽い処罰を意味したと説く。罪より軽い、口頭の処罰が罰の原義である。白川静『字統』は、罰の上部の网が法網を、言が訴えや叱責を、刂が刑具を表し、法に違反した者を網にかけて言葉で責め、必要に応じて刑を加える一連の手続きを示すとする。罪が法網そのものを示すのに対し、罰はその網の中で具体的に下される処断を意味する。藤堂明保『漢字源』は、罰を网(あみ)+言(ことば)+刂(かたな)の会意とし、法律という網に掛けて言葉で責めたり刀を加えたりする処罰の総称であると述べる。罪を犯した者に対して制裁を加える行為一般を示し、刑罰・天罰・賞罰など熟語が多い。当然ながら命名忌避字であり、人名には用いられない。
構成要素
网+言+刂(かたな)
STROKE ORDER
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MEANINGS
罪を犯した者を言葉や刑具で責めること、軽い処罰。
ばつ、こらしめ、刑罰。
★命名忌避字。刑罰・制裁を意味し、人名には用いない。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。