◆ 元の意味(古代)
鳥が羽を立てて飛び立つさま、また次の日。
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KANJI ETYMOLOGY
yoku
画数
11画
成り立ち
形声
部首
はね
分類
常用漢字
翌は鳥が翼を広げて次の日へと飛び立つさまを示し、明日・次の時を意味する字である。
ORIGIN
翌は『説文解字』羽部に「翌は飛貌なり。羽に従ひ立聲」とあり、許慎は本字を鳥が羽を立てて飛ぼうとする様子を表す形声字と解した。声符の「立」は屹立の意を含み、羽が立ち上がる動作を音と義の両面から表す。白川静『字統』は、翌が古くは「翊」と通用し、羽を翼のように張って飛ぶ姿から「たすける」「次ぐ」の義を引き出したと述べ、卜辞・金文では「翌日」を「翊日」と書き、神祭の翌日を意味する用法が早くから定着していたと指摘する。藤堂明保『漢字源』は、立(リツ)を音符に持ち、羽を加えて翌日・翌年など「次の」を表す字となったとし、立には「区切りを立てる」の含意があり、一日を区切って次に立つ時の意から「あくる」が生じたと解説する。三家の説を総合すれば、翌の字源は鳥が羽を立てて飛び立つ象に発し、転じて時の区切りを越えて次へ進む意となり、現代では「翌日」「翌朝」「翌年」など次の時間単位を示す語に専ら用いられる。命名にあっては将来へ翔け上がる勢いと希望を含む字として用いられる。
構成要素
羽+立
STROKE ORDER
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MEANINGS
鳥が羽を立てて飛び立つさま、また次の日。
あくる、次の。翌日・翌年。
★次代へと羽ばたく未来志向と継続発展の象意。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。