◆ 元の意味(古代)
皆で力を合わせて持ち上げ起こす。
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
16画
成り立ち
会意
部首
うす
分類
常用漢字
四手で同じ物を持ち上げ、力を合わせ起こす活力の字。
ORIGIN
「興」は「舁(四つの手)」と「同」を組み合わせた会意文字である。許慎『説文解字』に「興は起こすなり、舁に従い同に従う、同力なり」とあり、四人の手が力を合わせて物を持ち上げ起こす姿を字源とする。許慎は「同力」すなわち心を合わせて事を起こす意を本義とする。白川静『字統』は、「興」の中央にある「同」が筒形の祭器(盤・俎などの神器)であり、舁と組み合わせて、神事の場で四手で祭器を捧げ持ち上げる儀礼を表したと論じる。白川は『詩経』の「興」の用法、すなわち詩の冒頭で自然物を歌い起こして本題を導く修辞法(賦比興の興)にも触れ、「興」が「物事を起こし高揚させる」根源的働きを示す字であると説く。藤堂明保『漢字源』は「興」を「舁+同(共同)」の会意とし、声符XĪNG/XÌNG系列が「持ち上がって盛んになる」共通義を持つと分析する。藤堂は「興起」「振興」「興隆」「再興」など熟語を挙げ、衰退から再び立ち上がる力、心が高揚する喜び、共同で事業を起こす活力など、多面的な「興」の意義を解説する。命名では共同・隆盛・活力・再興の徳を象徴する。
構成要素
舁(四手)+同
STROKE ORDER
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MEANINGS
皆で力を合わせて持ち上げ起こす。
おこす。さかんになる。喜ぶ。おもむき。
★皆で起こす隆盛と尽きぬ活力・喜びを象徴する字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。