◆ 元の意味(古代)
草の芽が地より生え出るさま。
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KANJI ETYMOLOGY
hou
画数
11画
成り立ち
形声
部首
くさかんむり
分類
人名用漢字
「萌」の異体字。新しい芽が生まれ出るさまを表す、清新な希望と生命の象徴。
ORIGIN
「萠」は「萌」の異体字であり、艸と「明」(または朋)を組み合わせた形声文字として用いられる字である。本字「萌」について、許慎『說文解字』には「萌、艸芽也。从艸明聲」とあり、草の芽生え、すなわち地中から新たに突き出てくる若芽を本義とすると明確に記されている。「萠」は声符に「朋」を当てた字体で、特に日本では人名用漢字として「萠」が独立して用いられることが多い。白川静『字統』では、「萌」を「神意の発現として地に兆す草の芽」とし、新たな生命・始まりを示す神聖な語として位置づけ、政治的には「萌民(人民)」「萌芽(事の始まり)」のように、根源的な生成を担う字として論じている。藤堂明保『漢字源』では、声符「明」が「ぱっと現れて目立つ」イメージを共有する音符群と通じ、暗き地中より光のもとに躍り出る芽の姿にふさわしい音であるとし、「萠」の朋の音符を立てた字体は、明を朋に書き換えた俗字的展開であると説明している。日本では女性名に好まれ、清新さ・成長・希望を象徴する瑞字として愛されている。
構成要素
艸(くさかんむり)+ 朋(音符、明の異体)
STROKE ORDER
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MEANINGS
草の芽が地より生え出るさま。
もえる、きざす、芽生える、始まる。
★芽吹きのような生命力と未来への希望を表す瑞字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。