◆ 元の意味(古代)
草木の葉が枯れて落ちる。
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KANJI ETYMOLOGY
raku
画数
12画
成り立ち
形声
部首
くさかんむり
分類
常用漢字
草木の葉が落ちる、また定着するさまを表す字。命名には「落ちる」を避け、文脈で限定的に用いる。
ORIGIN
「落」は艸と「洛」を組み合わせた形声文字であり、草木の葉や花が落ちるさまを本義とする字である。許慎『說文解字』には「落、凡艸曰零、木曰落。从艸洛聲」と記され、草の枯れ落ちるを「零」、木の葉の落ちるを「落」と区別する古典的用法が示されている。後にこの区別はゆるみ、広く「落ちる」「下る」「定まる」の意で用いられるようになった。白川静『字統』では、声符「洛」は本来河川名(洛水)であり、その流れ下るイメージから「上から下へ移る」という意味が音的に共有され、「落」が物の下降全般を表す字として定着していった経緯が論じられている。さらに「落成(建物が完成して定まる)」「村落(人々が定住する場所)」のように、「落ち着いて定まる」という積極的な意味にも展開し、必ずしも凋落のみを意味しない字であると指摘される。藤堂明保『漢字源』もまた、「洛」音は「下に下る・行きつく」イメージを共有する音符であり、「落」字は転落と落着の両義を併せ持つ字であると説明する。命名には基本的に避けられるが、地名・建築語・季語に深く根を張る字である。
構成要素
艸(くさかんむり)+ 洛(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
草木の葉が枯れて落ちる。
おちる、さがる、定まる、村里、完成(落成)。
★落下・凋落を連想させるため命名には基本的に用いない字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。