◆ 元の意味(古代)
水辺の蒲。むしろ。
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KANJI ETYMOLOGY
ho
画数
13画
成り立ち
形声
部首
くさかんむり
分類
人名用漢字
水辺に立ち並ぶ蒲、しなやかな草の字。
ORIGIN
『説文解字』に「蒲は水草なり。以て席を作るべし。艸に從ひ、浦(ほ)聲」とあり、水辺に生えるガマの一種で、その葉や穂を編んで筵(むしろ)や席(しきもの)にすると記す。許慎は浦を音符とし、水辺に育つ草本としての特性を強調する。白川静『字統』では、浦は氵(水)に甫を加えて広く水のほとりを指し、艸+浦の蒲は水辺一帯に群生する蒲(がま)を意味すると説く。白川は『詩経』陳風・沢陂に「彼の沢の陂(つつみ)に、蒲と荷あり」と詠まれることや、上古の宗教儀礼で蒲席を尊い場の敷物として用いたことに言及し、蒲がしなやかでありつつ強靱な性質を備える神聖植物として扱われたと論じる。藤堂明保『漢字源』は、甫に「平らに広がる」音義があり、水辺に平たく広く茂る草の総称として蒲・浦・舗が同源であると述べ、また蒲団・蒲鉾・菖蒲などの語にこの字が広く生きていることを指摘する。命名では「しなやかさ・素直さ・水辺の清涼」の象意で女子名や雅名に用いられる。
構成要素
艸+浦
STROKE ORDER
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MEANINGS
水辺の蒲。むしろ。
がま。蒲団。なめし革。
★しなやかな素直さ・水辺の清らかさ・粘り強さ。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。