◆ 元の意味(古代)
香草の紫蘇。気を蘇らせる草。
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KANJI ETYMOLOGY
so
画数
19画
成り立ち
形声
部首
くさかんむり
分類
人名用漢字
枯れた草が再び芽吹く。蘇生・再生・希望を象徴する字。
ORIGIN
蘇は艸(くさかんむり)を意符とし、穌(ソ)を音符とする形声文字である。許慎『説文解字』艸部には「蘇は桂荏なり、艸に従ひ穌聲」とあり、本来は香草の一種、すなわち紫蘇(しそ)を指した。穌は「魚を取り集める」意の字で、蘇は香りの強い葉を集めて用いる草を意味した。白川静『字統』は、蘇が紫蘇の本義から「気を蘇らせる」意へと転じた経緯を詳述し、芳香を放つ薬草が人を覚醒させ、衰えた気力を回復させることから「よみがえる」の意を獲得したと解する。さらに『楚辞』『荘子』では「蘇生」「蘇醒」の語が用いられ、死から命へ、絶望から希望へと立ち戻る精神的再生の象徴となった。藤堂明保『漢字源』は、穌の音は「ばらばらのものを再び集める」意を含み、蘇を「散じた精気を再び集めて生き返らせる草」「再生・復活」の字と説明する。仏教伝来後は「蘇」が梵語の音訳にも用いられ、地名「蘇州」「江蘇」、人名「蘇我」「蘇東坡」など、東アジア文化圏に深く根づいた字となった。再生・回復・希望のイメージから命名にも好まれる。
構成要素
艸(くさかんむり)+穌(音符・集め直す)
STROKE ORDER
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MEANINGS
香草の紫蘇。気を蘇らせる草。
よみがえる・回復する・しそ・再生する。
★困難を乗り越え、何度でも新たに立ち上がる強さを持つ人。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。