◆ 元の意味(古代)
往きて還る、行ったり来たりする。
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KANJI ETYMOLOGY
fuku
画数
12画
成り立ち
形声
部首
彳(ぎょうにんべん)
分類
常用漢字
往きて還る、再生と回帰を象る循環の文字
ORIGIN
『説文解字』彳部に「復は往來なり。彳に从ひ复声」とある。复は上下に口(あな)と夊(あし)を組み、もと甕や袋の口から物を出し入れする形、あるいは穴居の出入りを象るとされ、行きつ戻りつする動作を表す。白川静『字статう』は复を、上部「畐」の略形に夊(足)を加えた字とし、畐は腹のふくらんだ酒器を象り、酒器をくり返し満たす動作から「再びする」の義を生じたと説く。これに彳(みち)を添えて道を往復する意を明確化したのが復である。『易経』復卦に「復、其の道に反る、七日にして来復す」とあり、陰極まりて陽来るの理を象徴する語として古くから尊ばれた。『漢字源』藤堂明保は复を声符フクと取り、ふたたび元へかえる動作を共通義とする一群の字(複・腹・覆)の中核に位置づける。日本では「かえる」「また」と訓じ、回復・復活・復興など、損なわれたものが本来の姿を取り戻す積極的な意味で用いられる。名乗りでは「あつし」「なお」「ふた」とも読み、再起・再生の徳を表す字として珍重される。
構成要素
彳(道)+复(往復する形・声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
往きて還る、行ったり来たりする。
もどる、かえる、ふたたび、回復する
困難を越えて立ち直る再生の力、誠実に原点へ還る心。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。