◆ 元の意味(古代)
山中に棲む大型の猛獣トラ
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KANJI ETYMOLOGY
ko
画数
8画
成り立ち
象形
部首
虍(とらかんむり)
分類
常用漢字
百獣の王たる虎の姿そのものを写した、勇猛と威厳の象形文字。
ORIGIN
甲骨文の「虎」は、大きく開けた口、鋭い牙、縞模様の胴、長い尾をもつ虎の側面像をそのまま線で描いた象形文字である。落合淳思『甲骨文字辞典』は、初期の字形が極めて写実的で、後に頭部のみが「虍」として記号化し、下部に「儿(人の脚)」状の脚部が残ったと整理する。説文解字に「山獣の君なり。虍に从ひ、虎の足は人に象る」とあり、虎は山中の王者と認識されていた。白川静『字統』は虎を辟邪の獣とし、軍事儀礼に用いられた虎符・虎旗、また殷周の青銅器に虎の文様が多用された点を挙げる。藤堂明保『漢字源』は「コ」の音が「カッと開ける」「ホウとうなる」擬声に通じる可能性を示唆する。後世「虎穴」「虎視」など勇武・警戒の語彙の中核となり、十二支の寅にも当てられた。
構成要素
虍(虎の頭部)+儿(脚部)
STROKE ORDER
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MEANINGS
山中に棲む大型の猛獣トラ
トラ。勇猛な者・恐ろしいものの比喩
百獣の王のごとく勇敢で堂々たる気概を備え、何ものにも屈せず道を切り拓いてほしいという親の願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。