◆ 元の意味(古代)
都市の中の街路。
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KANJI ETYMOLOGY
jutsu
画数
11画
成り立ち
形声
部首
ぎょうがまえ
分類
常用漢字
都市の街路に通じる道筋。技と方法の根源。
ORIGIN
「術」は「行(みち)」を意符とし「朮(じゅつ)」を音符とする形声文字である。許慎の『説文解字』行部には「術は邑中道也。从行朮聲」とあり、本義は都市の中の街路、町中の道であると説明される。「邑(ゆう)」とは古代の城郭都市を指し、その中の細やかな道筋が「術」の原義である。白川静『字統』は、「朮」を粘り気のある穀物(オケラ・もち粟の類)の象形とし、その音「ジュツ」が複雑に絡み合う・粘り強く通る意を含むとする。都市の街路が複雑に入り組み、人々がその道筋を辿って目的地へ至る様から、「方法」「手段」「わざ」の意が派生したと白川は論ずる。さらに白川は、古代中国における「術数」「方術」が天文・占星・医方・兵法など、現実を巧みに動かす技法の総称であり、「術」が単なる手仕事ではなく知的な技法・道筋を意味する高度な語であることを指摘する。藤堂明保『漢字源』では、「朮」をジュツの音符とし、「すじを通して貫く」意を持つ語族(術・述・秫)と関連づけ、技を体系として伝え述べる「述」と密接な関係にあると解説する。現代では「芸術」「技術」「武術」「魔術」など、人間の知と技の体系を表す根源語として広く用いられる。
構成要素
行+朮(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
都市の中の街路。
わざ、方法、技術、芸術、学問。
★技・道・知性を表す字だが、画数と音の硬さからやや人名には稀。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。