◆ 元の意味(古代)
先人の道に従い、受け継いで述べ伝える。
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KANJI ETYMOLOGY
jutsu
画数
8画
成り立ち
形声
部首
しんにょう
分類
常用漢字
先人の道筋を受け継ぎ、ことばで述べ伝えることを表す字。
ORIGIN
「述」は辵(しんにょう)を意符、朮(じゅつ)を音符とする形声文字である。許慎の『説文解字』辵部には「述は循ふなり。辵に従ひ朮声」とあり、先人の歩んだ道筋に従って受け継ぎ進む意を本義とする。朮はオケラの根、もしくは穀物の穂をしごく形を象り、白川静の『字統』では、朮は「順をたどる」意を含み、辵と結んで「先行する筋に沿って歩み、これを口に伝え述べる」意を成すと説く。すなわち単に語ることではなく、先人の業績や言葉を継承し再構成して語り伝える、文化伝承の動作を本質とする。藤堂明保の『漢字源』では、述を「述べる、しるす、受け継いで言いつぐ」と解し、孔子の「述べて作らず」の語を典型例として挙げ、創作とは区別される祖述の徳を示す字であると述べる。古典では『論語』『中庸』に頻見し、儒家においては謙遜と継承の徳目を象徴する字として尊ばれた。日本でも「叙述」「論述」「著述」など学問・文章の根幹に関わる語に用いられ、知的篤実の風格を備える。
構成要素
辵(行く)+朮(順をたどる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
先人の道に従い、受け継いで述べ伝える。
のべる、述懐、論述、著述。
★先人の知恵を受け継ぎ、自らの言葉で誠実に語り伝える人に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。