◆ 元の意味(古代)
布や革で作った容れ物、ふくろ。
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KANJI ETYMOLOGY
tai
画数
11画
成り立ち
形声
部首
ころも
分類
常用漢字
包み込み守る、容れ物の包容力。
ORIGIN
「袋」は「衣」を意符、「代」を音符とする形声文字である。『説文解字』巻八上・衣部に「袋、嚢也。从衣、代聲」とあり、嚢(ふくろ)の意とする。許慎は「嚢」と「袋」をほぼ同義としながら、「嚢」が口を絞って閉じる大きな袋であるのに対し、「袋」は布や衣で作られた比較的小型の容れ物を指すと示唆する。白川静『字統』では、「袋」を「衣」に「代」を加える形声とし、衣の素材を加工して作った容器、すなわち布袋を意味するとする。白川は古代中国の文献に見える「布袋」「皮袋」などの語例を引き、穀物・銭・書物などを納める実用具として早くから用いられたことを論じた。さらに、袋に詰めて隠す、貯えるといった派生義から、「袋中」(懐中・所持)の語が生じたと指摘する。藤堂明保『漢字源』は、「代」の音符に「かわるがわる入れ替える」の意を認め、「袋」を中身を入れ替えて使う容器、すなわちふくろの意とする。藤堂は「袋」を「嚢」「囊」「胎(包みこむ)」と同系語に置き、内に物を含み守る包容性を語の核とした。命名にはまれだが、雅号や屋号には包容と豊穣の象徴として現れる。
構成要素
衣+代
STROKE ORDER
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MEANINGS
布や革で作った容れ物、ふくろ。
ふくろ、容れ物、包み込むもの。
★多くを包み込み大切に守る、豊かな包容力の象徴。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。