◆ 元の意味(古代)
刀で牛の角を切りわける。
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KANJI ETYMOLOGY
kai
画数
13画
成り立ち
会意
部首
つの
分類
常用漢字
牛角を刀で分かつ字。理を解き明かす知の徳を象る。
ORIGIN
『説文解字』巻四下に「解は判なり。刀を以て牛の角を判つに从ふ。一に曰く、解は廌獸なり」とあり、許慎は刀・牛・角の三体から成る会意字と説く。牛を屠り、その角を刀で切り分ける動作から「分かつ・ほどく・解く」の義を引き出した。白川静『字統』は、古代の祭祀において犠牲の牛を解体することは神への供物を整える聖なる行為であり、解は単なる物理的分解ではなく、混沌を秩序へと整える祭儀的所作を含むと述べる。また犠牲を解くことで神意が顕れ、難事が「とける」という意味の派生を見たとする。藤堂明保『漢字源』は上古音を*ɡĕɡと推定し、解の核義を「かたまったものをばらばらにほどく」と捉え、懈・蟹・邂などの同声符字と並べて「分散・ゆるむ」の意を共有するとする。さらに「ゲ」音は仏教語に多く、解脱・解夏など宗教的束縛から離れる語に用いられた。三家の説を総合すれば、解は牛角を刀で分かつ具体動作を起点に、難問を解く・心を解きほぐす・束縛を脱するといった精神的な開放までを射程に収める知性の字である。
構成要素
角+刀+牛
STROKE ORDER
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MEANINGS
刀で牛の角を切りわける。
とく、ほどく、わかる、解釈、解放。
★物事を理路整然と解き明かす知性を託す字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。