◆ 元の意味(古代)
ことばで順序立てて教え諭す。
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KANJI ETYMOLOGY
kun
画数
10画
成り立ち
形声
部首
げん
分類
常用漢字
言を流れに沿わせ教える字。順なる教化の徳。
ORIGIN
『説文解字』巻三上に「訓は説教なり。言に从ひ川聲」とあり、許慎は言を意符、川を声符とする形声字として、ことばを以て教え導く意を本義と定める。川は水の流れを象る指事字で、声符でありながら「順に流れる」意をも兼ねる。白川静『字統』は、川の声符に「自然の順序に従ってよどみなく流れる」意があり、訓は権威的な命令ではなく、川の流れのごとく相手の心に順に染み入るよう諄々と教え諭す行為を表すと説く。古代の家訓・国訓・庭訓は、年長者が後進に対して、無理なく道理を順序立てて伝える教育の総体であった。藤堂明保『漢字源』は上古音を*xiuənと擬し、川・順・巡などと声・意ともに通じ、「すじ道に沿わせて従わせる」核義を共有するとする。意味は教える・諭すから派生して、戒め・教訓・経典の字句の解釈、さらに日本では漢字の和語による読み(訓読み)を意味するに至り、和漢融合の重要概念となった。三家の説を総合すれば、訓は流水のごとく順序整然と人を教え導き、子弟を育み次代を作る教育者の徳を体現する字である。
構成要素
言+川(声)
STROKE ORDER
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MEANINGS
ことばで順序立てて教え諭す。
おしえる、いましめ、教訓、よみ方。
★人を順々に教え導く徳と教養を託す字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。