◆ 元の意味(古代)
言葉を交わし、正しさを論じはかる。
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KANJI ETYMOLOGY
gi
画数
20画
成り立ち
形声
部首
ごんべん
分類
常用漢字
言葉を交わし正義を見定める字。
ORIGIN
議は言を意符、義を音符兼意符として加えた会意兼形声字である。許慎の『説文解字』言部には「議、語也。从言義聲」とあり、言葉によって相談し意見を交わすことが原義として示されている。義はもと羊を犠牲として捧げる祭儀に由来し、神意にかなう正しさを意味する。したがって議は単なる雑談ではなく、正しさを問いただし、公正な判断を導くための真剣な発言を指す字である。白川静の『字統』では、義の「我」は鋸の歯のついた儀仗の形に由来し、儀礼における権威ある発言を背景に持つとされる。議論は本来、神聖な場での厳粛な対話であった。藤堂明保の『漢字源』においては、議は「義」と同系で「ぴたりと当てはまる」音象徴を持ち、宜・儀などと同系語族に属するとされる。すなわち議とは、複数の声を突き合わせて事の理に最も適合する答えを探す行為である。古来、議政・議定・議決などの語に用いられ、国の方針を定める場で重きをなしてきた。近代の議会制度においても根幹をなす字であり、合議によって社会を動かす民主的な営みを象徴する。名に用いれば、思慮深く公正で、人と語らい正しき道を選ぶ知性を願う字である。
構成要素
言+義
STROKE ORDER
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MEANINGS
言葉を交わし、正しさを論じはかる。
はかる、議論する、相談する、議会関係の語。
★思慮深く公正で、人と語らい道を見定める知性を願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。