◆ 元の意味(古代)
神や人を言葉で称え、徳をたたえる。
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KANJI ETYMOLOGY
san
画数
22画
成り立ち
形声
部首
ごんべん
分類
人名用漢字
言葉をもって人を称え、徳を顕す字。
ORIGIN
讃は「贊」を音符とし、言を意符として加えた形声字で、「讚」の異体字でもある。許慎の『説文解字』には正字として「讚、稱也。从言贊聲」とあり、人や物事を称揚することが原義として示されている。贊はもと先(さきだつ意)を二つ重ねて貝を加えた形で、財宝を捧げて神前に進み出る意を持つ。したがって讃は、神前に捧げ物を供しつつ祝詞を述べるように、対象の徳をうやうやしく言葉で称える行為を表す字である。白川静の『字統』では、贊は祭祀における助祭の意に由来し、儀礼の場で発せられる祝祷の言葉が讃の根にあるとする。仏教でも仏徳を韻文で称える「讃歌」「和讃」が古くから行われ、宗教的に重要な字となった。藤堂明保の『漢字源』においては、讃は「贊」と同系で「次々と言葉を連ねて称える」音象徴を持ち、纂・撰などと同系語族に属するとされる。日本では「讃岐」「讃辞」「自画自賛」などに用いられ、人や作品の美点を顕彰する語として親しまれてきた。名に用いれば、人を素直に称え喜びを共にする明朗さ、芸事や徳行で広く称えられる才徳を願う、華やかで気品ある字である。
構成要素
言+贊
STROKE ORDER
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MEANINGS
神や人を言葉で称え、徳をたたえる。
ほめる、たたえる、賛美する、和讃。
★人を称える明朗さ、徳と才で称えられる人柄を願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。