◆ 元の意味(古代)
人を火で焼き清める祓除の儀、転じて燃える赤色とまごころ。
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KANJI ETYMOLOGY
seki
画数
7画
成り立ち
会意
部首
あか
分類
常用漢字
燃え立つ赤い色、まごころ、まっさらの意を持つ字。
ORIGIN
『説文解字』に「赤は、南方の色なり。大に从ひ、火に从ふ」とあり、許慎は本字を「大」と「火」とを合わせた会意字と解する。古代の五行説では南方は火に配され、火の色である赤が南方の象徴色とされたためである。白川静『字統』はこの解に修正を加え、甲骨文・金文の字形を精査して、赤の上部「大」は人を正面から見た形であり、下部「火」と合わせて、人を火で焼き祓う祓除の儀礼に淵源すると論ずる。すなわち赤は罪穢れを焼き清めて生まれる「あらわ」「むき出し」の状態を意味し、そこから赤裸・赤心・赤誠など「飾りを取り去ったまっさらな心」の意が派生したとする。白川の解釈は赤の語が単なる色彩語にとどまらず、古代祭祀の核心と結びつくことを明らかにした点で画期的である。藤堂明保『漢字源』は赤の語根を「火が燃えて明るくあらわになる」と捉え、燃焼の鮮明さから「色のあか」「むき出し」「まこと」の三系統の意味が分化したと整理する。藤堂は赤誠・赤子・赤貧・赤心など多彩な熟語を挙げ、赤の核心が「うわべを取り去った本体そのもの」にあると説く。日本でも「あかし(証)」「あからさま」など「明らかさ」「真実」の語と通底する。
構成要素
大(人)+火
STROKE ORDER
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MEANINGS
人を火で焼き清める祓除の儀、転じて燃える赤色とまごころ。
あか、あかい、まごころ、まっさら、はっきりと。
★まごころと情熱に満ち、ありのままで誠実な人にと願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。