◆ 元の意味(古代)
車輪を貫き支える棒。
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KANJI ETYMOLOGY
jiku
画数
12画
成り立ち
形声
部首
くるまへん
分類
常用漢字
車輪の中心を貫く軸。中心・支柱・重要な存在を示す力強い字。
ORIGIN
「軸」は、意符「車」と声符「由」とから成る形声文字である。許慎『説文解字』巻十四に「軸、持輪也。從車、由聲」とあり、車輪を支え保つ棒、すなわち車軸を本義とする。由は瓢箪などから液が出る形で、「中を貫いて出る」意を含み、声符であると同時に「貫通する」意義も担う。白川静『字統』は、由を細口の壺の形とし、それを声符とする軸は「車の中心を貫き輪を保持する棒」とする。軸が折れれば車は機能せず、古代では軸の質が車の良否を決めるほどに重要視された。ここから「中心となるもの」「支えとなるもの」へと意味が拡張され、「枢軸・基軸・軸足」のように、組織や思考の中核を意味する語として広く用いられる。藤堂明保『漢字源』は、由の上古音*jǐǒgを声符とし、「中を通り抜ける」意を共有する語族(油・宙・抽)と関連づけ、軸を「貫いて回転を支える棒」と整理する。日本語では巻物の心棒、機械の回転軸、地軸・主軸など物理的中心から、「議論の軸・チームの軸」のような比喩用法まで広範に用いられる。命名では音「ジク」が直接的すぎ常用は少ないが、字源の「中心・支柱」の象意は、家や組織を支える人物像を語る上で意味深い。
構成要素
車(意符)+由(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
車輪を貫き支える棒。
中心となる棒・要・基軸。
★中心・支柱の象意。直接命名は少ない。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。