◆ 元の意味(古代)
金属を槌で打ち鍛える。
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KANJI ETYMOLOGY
tan
画数
17画
成り立ち
形声
部首
かねへん
分類
常用漢字
槌打ちて鍛える。
ORIGIN
『説文解字』金部に「鍛、小冶也」とあり、許慎は金属を熱して槌にて打ち、形を整え強度を増す作業、すなわち鍛冶を指すと解した。字は形声にして、義符の「金」と声符の「段」より成る。「段」は崖を段々に切り下ろすさまの会意にして、「打ち下ろす・段階を経る」の義を含み、声と義とを兼ねて「鍛」に「槌を反復して打ち下ろし金属を仕上げる」意を伝える。白川静『字統』は、「段」字に石垣を打ちて段を成す土木儀礼の背景を見出し、「鍛」を金属に対する反復打撃の作業と解釈する。藤堂明保『漢字源』は「鍛・段・椴・煅」を同声符の語族として、「区切りつつ打ち重ねる」核義を共有すると論じた。鍛冶の業は古代より神聖視され、日本においても天目一箇神を祖神とする鍛冶部の存在が知られる。「百鍛千錬」「鍛冶」「鍛錬」の語に見るごとく、繰り返しの打撃を経てこそ真の強さが得られるという思想は、技芸・武芸・精神修養の根幹に通ずる。命名においては、苦難を糧として強靭に成長する精神、たゆまぬ修練を以て大成する者、揺るがぬ芯を持つ人格を象徴する字として、男子名の名乗りに広く愛用される。
構成要素
金(義符)+段(声符・打ち下ろす意)
STROKE ORDER
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MEANINGS
金属を槌で打ち鍛える。
鍛える。修練する。
★苦難を糧に強靭に育つ精神。たゆまぬ修練を経て大成する人格。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。