◆ 元の意味(古代)
神事に従う奴隷、付き従う
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KANJI ETYMOLOGY
rei
画数
16画
成り立ち
会意
部首
れいづくり
分類
常用漢字
ORIGIN
『説文解字』巻三に「隸、附箸也、从柰从隶」とあり、許慎は「附き従うこと」と訓じ、柰(ダイ)と隶(タイ)の合体字とした。隶は「手に獣の尾を捉える」象形で、捕獲・拘束の意を示し、柰は果樹の名であるが古文では祟・崇に通じ、神聖物を意味する。白川静『字統』は、隸を本来「神事に奉仕する罪奴」を表す字とみなし、神に身を捧げて祭祀に隷属する者の意から「したがう」「しもべ」の義が生じたと論じる。藤堂明保『漢字源』はレイ系語族として「麗・儷」と通じる側面を認めつつ、核義を「ぴたりと付き従う」とする。本義は神事に従う奴隷、転じて「召使い」「服従する」「漢字書体の隷書」へと展開した。隷書とは秦の獄吏程邈が罪人(隷徒)の便宜のため作ったとする伝承による命名である。常用漢字。命名では従順・忠実の徳を象徴し得るが、しもべの意ゆえ用例は限定的。
構成要素
柰+隶
STROKE ORDER
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MEANINGS
神事に従う奴隷、付き従う
したがう、しもべ、隷書
★忠実に道を守り、誠実に職分を全うする徳を願う字(用例稀)。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。