◆ 元の意味(古代)
農事を告げる候鳥、九雇
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KANJI ETYMOLOGY
ko
画数
12画
成り立ち
形声
部首
ふるとり
分類
常用漢字
信を結ぶ。
ORIGIN
『説文解字』巻四に「雇、九雇、農桑候鳥、扈民不婬者也、从隹戸聲」とあり、許慎は戸(コ)を声符、隹を意符とする形声字と説き、本義を「農事と養蚕の時節を告げる候鳥(カッコウの類)」と訓じた。古代中国では九種の雇鳥(九雇)があり、それぞれ春秋の農時を知らせる神聖な鳥とされた。白川静『字統』は、雇を「戸口に来る鳥」として、農事の時令を司る鳥占(鳥占い)の伝統と結びつけ、古代農耕儀礼における鳥の役割を強調する。藤堂明保『漢字源』はコ系語族として「顧・固・故」と通じ、核義を「ある場所にしっかり留める」とする。本義の「候鳥」が転じて、人を一定期間留め置いて働かせる意「やとう」となり、これが現代の主要義となった。常用漢字。命名においては、信頼を以て人を結び、約束を堅守する徳を象徴する字として用いられ得るが、雇用の意が前面に出るため用例は少ない。
構成要素
戸(声符)+隹
STROKE ORDER
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MEANINGS
農事を告げる候鳥、九雇
やとう、雇用
★信義を以て人を結び、約束を堅く守る誠実さを願う字(用例稀)。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。