◆ 元の意味(古代)
天の精気が結んだ草葉の潤い、玉露。
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KANJI ETYMOLOGY
ro
画数
21画
成り立ち
形声
部首
あめかんむり
分類
常用漢字
暁の玉露、清明にして無垢。
ORIGIN
『説文解字』雨部に「露、潤澤也。从雨路聲」と記す。許慎は露を、夜気が冷えて草木に結ぶ潤いの水滴と捉え、雨を意符、路を声符とする形声字と解した。白川静『字統』は声符の「路」が「あらわ・つらなる」の語義を兼ね、露が天の恵みとなって地上の万物を顕す存在であることを論じる。古代中国において露は単なる自然現象ではなく、天地の精気が凝結した清浄なるしずくと観念され、『楚辞』には「朝飲木蘭之墜露兮」と歌われ、君子の清節を養う霊薬として尊ばれた。漢の武帝が建章宮に承露盤を立てて天露を集め、玉屑と和して飲んだ伝説も、露を不老不死の妙薬とする思想に発する。藤堂明保『漢字源』は声系「路」が「ろろと続く」「すじを通す」共通義をもち、潞・輅と同族語をなすことを示し、露が点々と連なる無数の玉を成すさまを字源的に裏付ける。日本古典では和歌の常套語として、儚さ・無常・初々しさ・涙の象徴として詠み継がれてきた。一方で「露見」「露呈」のごとく「あらわす」「むき出しになる」の義へも展開し、虚飾なく真実をさらす潔さをも表す。命名にあっては、暁の玉露の如き清新無垢、虚飾なき誠実、そして万物を潤す慈愛の心を象徴する雅字として用いられる。
構成要素
雨(意符)+路(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
天の精気が結んだ草葉の潤い、玉露。
つゆ、あらわれる、むき出しの。
★暁の玉露の如き清新さと虚飾なき誠実、慈愛の心を託す字。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。