◆ 元の意味(古代)
若草と碧水の色、東方木気の生命色。
読み込み中...
KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
8画
成り立ち
会意兼形声
部首
あお
分類
常用漢字
若草と碧水、生命の原色。
ORIGIN
『説文解字』青部に「青、東方色也。木生火、从生丹。丹青之信、言象然」と記す。許慎は青を東方木気の色とし、生(草の芽生え)と丹(朱砂・赤土)から成る会意字と解した。すなわち青は、丹(鉱物顔料の井戸)から採れる藍緑色の天然顔料を、生育する植物の色になぞらえた合成字である。白川静『字統』は丹を採鉱の井戸の象とし、生をその上に芽吹く植物として、地中から湧き出る生命の色そのものを表すと論じる。古代陰陽五行思想において、青は東方・春・木・少陽に配当され、若さ・新生・生長・希望の象徴とされた。『荀子』勧学篇の「青、取之於藍、而青於藍」の語は、弟子が師を凌ぐ向上心の喩えとして今日まで生きる。藤堂明保『漢字源』は声系「青」が「すみきって澄明である」共通義をもち、清・晴・精・静と同族語をなすと指摘する。これら一群の字はみな、濁りなく澄み切った清浄性を核とし、青を中核とする壮大な語族を形成する。命名にあっては、若々しき生命力、清廉潔白なる人格、限りなき将来性、そして東方の朝日のごとき希望と純粋さの象徴として、最も愛用される字の一つである。
構成要素
生(草の芽生え)+丹(顔料の井戸)
STROKE ORDER
▶ 再生で一画ずつ確認できます
書き順データを読み込み中…
MEANINGS
若草と碧水の色、東方木気の生命色。
あお、若い、未熟、清らか。
★若々しき生命力と清廉なる人格、無限の将来性を託す字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。