◆ 元の意味(古代)
うなじ。頭の後方。
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
12画
成り立ち
形声
部首
おおがい
分類
常用漢字
頭を支える頸後。
ORIGIN
『說文解字』に「項、頭後也。从頁、工聲。」とあり、許慎は項を頭の後方すなわち頸後(うなじ)と定義する。字形は意符「頁(あたま)」と音符「工(こう・直角の工具)」から成る形声字で、頭と胴を直角に繋ぐ部位の意を示す。白川静『字統』は、項が人体において頭部を支える重要な部位であり、古代の相術・医術においても気血の通る要所として重視されたと述べる。古代中国の英雄項羽(紀元前232–202)の姓としても著名で、楚漢の戦に劇的な生涯を送ったことから、本字には武勇のイメージも重ねられる。藤堂明保『漢字源』は、声符「工」が直角に組むさまを示し、項が頭と胴の継ぎ目をなす部位であることと音義の連関を持つと説く。さらに項は転じて、書物・文書における区分項目の意となり、「事項」「項目」「条項」など、整理された一区分を表す抽象語として広く定着した。近代では数学用語の「項(こう)」として、式の各構成単位を指す重要な学術語となっている。命名には用例稀少だが、構造を支え整理する知性を象徴する字である。
構成要素
工(音符・直角)+頁(あたま)
STROKE ORDER
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MEANINGS
うなじ。頭の後方。
項目。うなじ。数学の項。
★全体を支える要所のごとく、構造を整え筋道を立てる知性を象徴する字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。