◆ 元の意味(古代)
酒や水を口に含み呑み下す
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KANJI ETYMOLOGY
in
画数
12画
成り立ち
形声
部首
しょくへん
分類
常用漢字
口に含む潤い。
ORIGIN
『説文解字』食部に「歠也。从欠酓聲」とあり、本来は「歙」または「酓」に「欠」を加え、口を開けて液体を飲み下すさまを描いた形声字である。後に意符が「食」に整理され、現在の字形「飲」となった。「欠」は口を大きく開けて息を吐く人の象形、「酓」は酒の入った容器を意味し、合わせて「酒や水を口に含み呑み込む」生活動作を表す。白川静『字統』は、酓声が酒甕を傾けて呑む祭祀的所作に発する語であるとし、飲が単なる摂取行為に止まらず、神人共飲の儀礼的意味を帯びる字であると論じた。藤堂明保『漢字源』は、酓声の「液体を口中に引き込む」音象を中核に置き、飲・飮・歠を語族として整理する。『論語』述而に「飯疏食飲水」と質朴な生を讃え、『詩経』小雅鹿鳴に「我有旨酒、嘉賓式燕以敖、鼓瑟吹笙」と饗応の場が描かれるごとく、飲は人倫と歓待の象徴として古典文学に重きを成した。日本でも「飲水思源」「飲茶」「歓飲」など、感謝と交歓を表す語として広く用いられ、命名でも穏やかな字面の親しみを以て近年用例が現れる。
構成要素
食(たべもの)+欠(口を開く人)
STROKE ORDER
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MEANINGS
酒や水を口に含み呑み下す
のむ、飲料、酒席
★恵みを受け入れる素直さ、人と和して語らう温和さを表す。命名は稀。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。