◆ 元の意味(古代)
馬が突然のことに駭いて跳ねる。
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KANJI ETYMOLOGY
kyou
画数
22画
成り立ち
形声
部首
うま
分類
常用漢字
馬がおどろく。
ORIGIN
説文解字に「驚、馬駭也。从馬、敬聲」とあり、本義は馬が外的刺激により駭(おどろ)いて急に跳ねるさまを指す形声字である。意符「馬」は反応の主体、声符「敬」はもと「警」と通じ「身を引き締めて警戒する」意を兼ね、両者の結合により、馬が突如警戒し駭跳するという緊迫した瞬間を語に凝縮する。白川静『字統』は、馬は鋭敏な聴覚と視覚を持ち、わずかな異変にも全身で反応する動物であり、その駭きを「驚」字に托したと述べる。やがて人間の心の動揺、思いがけぬ事態への急激な感応へと意味が広がり、「驚愕」「驚嘆」「驚異」など、内的衝撃を表す語群が形成された。藤堂明保『漢字源』は語根 *kjeang- を「びくっと身を引く」音象徴語と捉え、「敬」「警」「儆」と同系で「身を引き締める」語族をなすとする。論語・荘子・史記に「驚」字は頻出し、「驚弓の鳥」「驚天動地」など慣用表現を生み、感動と畏敬の幅広い情を担う字として定着した。
構成要素
馬+敬(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
馬が突然のことに駭いて跳ねる。
おどろく。おどろかす。感嘆する。
★鋭敏な感受性と人を驚かすほどの才覚を象るが、動揺の含意もあるため命名は稀。詩文上は驚嘆すべき才の意で愛される字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。