◆ 元の意味(古代)
肉を支える骨格。
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KANJI ETYMOLOGY
kotsu
画数
10画
成り立ち
会意
部首
ほね
分類
常用漢字
ほね、骨格。
ORIGIN
説文解字に「骨、肉之覈也。从冎、有肉」とあり、本義は肉の核、すなわち身体を支える骨格を指す。字形は上部「冎」(カ)が肉を剝いだ獣骨の関節形を象り、下部に「肉(月)」を加えて、肉を伴う骨であることを示した会意字である。古代の卜辞においては牛・鹿の肩胛骨を焼き、亀甲とともに吉凶を占った「骨卜」が王権祭祀の中核をなし、「骨」字はその祭儀の道具にして媒介でもあった。白川静『字統』は、骨を単なる解剖名でなく、神霊の宿る祖霊の依代と捉え、骨格こそ生命の本質・神聖の核であると論じ、「骨」字に宗教的・倫理的尊厳が込められたと説く。藤堂明保『漢字源』は語根 *kuət- を「中核となる固いもの」音象徴語と捉え、「核」「窟」「滑」と同系の語族を構成すると述べる。引いて「気骨」「骨子」「風骨」など、人格の中核・節操・気概を表す抽象語へ展開し、唐代の文学批評では「文有風骨」と詩文の骨格美を論ずる重要語となった。
構成要素
冎+肉
STROKE ORDER
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MEANINGS
肉を支える骨格。
ほね。骨格。気骨。中核。
★揺るがぬ気骨と節操、人格の中核をなす芯の強さ。古武士的な剛直の徳を象る字である。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。