◆ 元の意味(古代)
頭部に生える毛。
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KANJI ETYMOLOGY
hatsu
画数
15画
成り立ち
形声
部首
かみがしら
分類
—
頭髪の旧字。
ORIGIN
「髮」は「髪」の旧字(康熙字典体)であり、説文解字に「髮、根也。从髟、犮聲」と記される最古の正字である。意符「髟」(ヒョウ)は「長」と「彡」を合わせた、長く垂れる毛の流れを象る部首であり、人の頭髪・鬚髯を統一的に表す。声符「犮」(ハツ)は「ぬく」「外へ突き出す」音義を含み、頭から伸び出る毛、すなわち頭髪を語の中核に据える。白川静『字統』は、古代中国・日本ともに髪を魂の依代とみなし、髪を結ぶ「結髪」、初めて剃る「剃髪」、剪り捧げる「捨髪」など、人生儀礼に深く関与したと論じ、「髮」字には霊性と身体性とが凝縮されると説く。藤堂明保『漢字源』は語根 *pwat- を「ぱっと外へ突き出る」音象徴語と捉え、「拔」「跋」「魃」と同系の語族を構成すると述べる。漢代の礼書には冠礼・笄礼にあたり髪の扱いが詳細に規定され、白髪は長寿の徳、束髪は成人、垂髪は幼年と、髪型は身分・年齢の指標となった。旧字「髮」は古典籍・書道の世界で重んじられ、新字体「髪」と並行して用いられている。
構成要素
髟+犮(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
頭部に生える毛。
かみ。頭髪。
★髪の旧字。命名には用いられず、書道・古典籍に正字として残る字である。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。