◆ 元の意味(古代)
新鮮な魚、けがれのないもの、稀少。
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KANJI ETYMOLOGY
sen
画数
17画
成り立ち
会意
部首
うおへん
分類
常用漢字
新しく鮮やか。
ORIGIN
「鮮」は『説文解字』に「鮮、魚名。出貉國。从魚、羴省聲」とあり、もとは貉国(東北辺境)に産する魚の名であったとされるが、後世「魚」と「羊」を組み合わせる会意字としても解釈されてきた。白川静『字統』は、新鮮な魚と羊の生肉を並べた字形により「あたらしい・けがれない」の意を表したと解し、古代の供犠における新鮮さの観念と結びつけて論じる。藤堂明保『漢字源』も、「魚」と「羊」がいずれも傷みやすい食材であり、両者を組み合わせて「とれたて・とりたて」の鮮度と、それゆえに「数少ない・稀少な」両義を派生させたと説く。『論語』学而篇に「巧言令色、鮮矣仁」とあり、「すくなし」の用例として古典に名高い。一方で「鮮明」「鮮烈」のごとく、色彩や印象の際立った明るさを表す語感も強く、視覚的な美質を表現する字として広く用いられる。日本では「朝鮮」の国名表記にも使われ、東アジア文化圏で重きを置かれた字である。命名上は「あざやか」「すがすがしい」の語感が好まれ、清新で印象鮮明な人柄を願う字として選ばれる。
構成要素
「魚」+「羊」の会意。
STROKE ORDER
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MEANINGS
新鮮な魚、けがれのないもの、稀少。
あざやか、新しい、すくない、鮮明。
★清新で印象あざやかな人柄、際立った個性を象徴する。明るく華やかな人物像を託す字として男女ともに用例がある。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。